はじめに
電子帳簿保存法のスキャナ保存の要件を満たすために、以下の情報が登録されている必要があります。
入力者情報
国税関係書類の記録事項の入力者またはその者の監督者の情報を確認できるようにしておく必要があります。LegalForceキャビネでは、ファイルをアップロードしたユーザーの情報が記録されます。
検索要件を満たすための項目
電子帳簿保存法のスキャナ保存では、以下の項目で検索できる必要があります。
契約締結日(取引年月日)
取引先名
取引金額
そのため、LegalForceキャビネに、「契約締結日」「取引先」「取引金額」の各項目を登録することが必須となります。登録した情報はLegalForceキャビネに保存されます。
電子帳簿保存法(スキャナ保存)の要件を満たすためには、以下の手順で契約書情報の登録を行います。
1. 各項目の内容を登録し、漏れや誤りがないように確認します。
LegalForceキャビネが自動抽出する項目は「契約締結日」と「取引先」です。「取引金額」は、自動抽出の対象外のためお客様にて手動で入力をお願いいたします。
自動抽出対象の「契約締結日」、「取引先」の各項目について、情報が登録されていない場合や登録された情報が正確でない場合があります。この場合は、手動で登録・修正をお願いいたします。
詳細は、契約書をアップロード、確認する をご参照ください。
2. 各項目について、未入力の契約書がないか確認します。
「契約締結日」、「取引先」、「取引金額」の各項目について、未入力の情報を含む契約書を検索し、情報の登録を行います。
詳細は、契約書を検索する方法(キーワード、取引先当事者名などの条件を組み合わせる)をご参照ください。
電子化したPDFデータと国税関係帳簿の相互関連性について
仕訳帳や総勘定元帳など、別途取引に関して関連する帳簿(仕訳)がある場合、電子化したPDFデータと国税関係帳簿の相互関連性を確保する必要があります。
LegalForceキャビネでは、任意の契約書管理項目を利用することで電子化したPDFデータと国税関係帳簿の相互関連性を確保することができます。
具体的には、「伝票番号」などといった任意の契約書管理項目を作成した後、LegalForceキャビネにアップロードした契約書データの契約書詳細画面で、該当の取引について帳簿に付した番号と同一の番号を任意の契約書管理項目に入力して保存します。契約書と関連する特定の仕訳情報がない場合には「関連性なし」と登録します。
そうすると、任意の管理項目に登録した番号で帳簿に記載の取引に関連する契約書データを検索したり、「関連性なし」のキーワードで帳簿との紐づきがない契約書データを検索できるため、同一の取引に関する帳簿と契約書データとを関連づけることができます。
任意の管理項目の設定方法及び登録方法についての詳細は以下のページをご参照ください。